2015年11月にブラインドスポットで行われた、ブラインドアワード2015で最優秀賞をいただきました。
3度目の出品でやっと受賞できたことをうれしく思います!
作品といっしょに飾られていたコンセプトシートでは収まらなかった 込めた想いをここに書いておきます。
また、酔った席での作品説明ではよく伝わらなかったと思うので…
出品するにあたり、作品は誰に対してのものなのかをまず考えました。
「地球代表 マスコット選手権」だけがテーマならば地球の形や色を使ったものがマスコットとして成立すると思いましたが、
そのテーマの裏側には主催者の想いが込められていました。
「戦争や災害などの地球内で起きる出来事を、どのように考えているか」を問われていて、
それらを止めたり互いに助け合うための方法の一つとしてマスコットを利用し、
想いを見る人に伝え、感じてもらうことが主催者の理想的なマスコットであると、
今回のアワードコンセプトから自分なりにまとめてみました。
今回のマスコットは全人類のためのものであり、それが何であるのかが判断できない人間以外の生命や
地球外生命体へむけるためのものではありません。
なので、地球そのままをマスコットとすることは今回のテーマからちょっと外れる事が理解でき、
共通の経験を形にすることこそが、全人類に伝える最適なメッセージの伝え方だと考えました。
誰もが必ず経験してきたことは何か。それを探したときに「成長」へとたどり着きました。
出発点は精子と卵子。そこから胎児となって世に生み出される。
この段階だと記憶も記録も残っていないので、それが何だと判断できないだろうと考え
その後に必ず経験する「赤ちゃん」をマスコット化したものが私の案です。
赤ちゃんは「全人類の成長と出発」を表し
頭には自然を意味するための「緑の山」
そして、生命の源「水」
これらを一つにしてできあがったものが今回の「地球代表」マスコットです。
この奇跡の星「地球」の自然があるから、今も自分は生き・生かされている事を感じてもらえれば嬉しいです。