やっとここからFRPの積層になります。
今回はクオリティ重視はせず、仮面を造るための土台としてのマネキンですので、
細部は全く気にしていませんが、クオリティの高い物でも工程はこれまでの流れと同様ですので
参考にしてみてください。

割型した石膏に石膏用の離型剤PVAを塗る

割型

離型剤を塗らないと、型の石膏と樹脂(FRP)がくっついてしまいます。
離型剤(リケイザイ)の役目は、読んで字のごとく型から離れやすくするためですが、
水色のPVAを塗ることで型とFRPの間に薄い膜を作り出し、型から離れやすくするためのものです。

PVAの他にも、ボンリースワックスや安価で済ませるならカーワックスなんかも使えます。
PVAの塗り方は刷毛で均一に薄く塗ります。
刷毛の筋ができやすく、筋の跡がそのままFRPに写ってしまうので、
うまく塗れない場合はワックスをオススメします。

ボンリースワックスか、カーワックスをオススメします。
ワックスも同様、離型用の膜をつくることが目的です。
塗っては拭き取りを4回ぐらい繰り返して、綺麗な薄い膜を作ってください。

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ガラスマットを積層する

ガラス繊維をたくさん集めてマット状態にしたものを「ガラスマット」と言います。
ガラスマットの厚みにはいくつかありますが、今回は安価な #450 という厚みのものを使います。
初心者の方はセットで売られているものを初めに購入してから、無くなったらそれぞれを購入していく方が安価に始めやすいと思います。
下の商品は「樹脂」「ガラスクロス」「アセトン」「硬化剤」「パテ」がセットになったものです。
この他にも、樹脂をFRPに染み込ませる(含浸)ための「豚毛の刷毛」や、気泡を取り除く「脱泡ローラー」が必要です。
それぞれの説明は後ほど。

ガラスマットを離型した石膏の内面の形よりも大きめに切り取って準備しておきます。
今回は中にモルタルを流し込むので、ガラスマットは1枚だけにしておきます。
通常は2〜3枚くらいを積層します。樹脂はなるべく均一で、薄く、気泡のないものが軽量で強度のあるものになります。
これがなかなか難しいもので、数作って慣れていきましょう。

次に、通常であればゲルコートを刷毛塗りしますが、今回は綺麗な仕上がりを目指していない、ただの土台ですので、ゲルコートの工程は省きます。
※ゲルコートがあるとFRPの層の一番外側(表面)に、ガラス繊維のない綺麗な面が出来上がります。

ココからちょっとしたコツがあります。
樹脂と硬化剤を、パッケージに記載の比率で混ぜてください。だいたい硬化剤は1〜3%くらいです。
この樹脂を先にガラスマットに豚毛刷毛などで染み込ませておきます。(含浸作業)
型にガラスマットを載せてから樹脂を染み込ませると、樹脂が足りないことや、樹脂だまりができてしまうことがあります。
先に含浸しておいた方が、作業が楽ですよ。
貼り込むガラスマットを一枚含浸 → 型に豚毛刷毛で貼り付ける → 脱泡ローラーで気泡を取り除く
これを繰り返します。

積層硬化前

写真はガラスマットを貼った後、脱泡を行い、硬化まで放置している状態です。

全部の貼り込めたら硬化させます。半日もすれば乾燥し、完全に硬化しています。
この後の作業は、次回に続くで。